数年前、母がうつの症状を訴えたとき、父や祖父は専門医がいる心療内科へ行くことも、近所で良くない噂がたつからと言ってなかなか了承しませんでした。当時私は学校の授業で精神学を受けたこともあって、うつの症状が出た人は早めに専門医に見てもらうことが一番だと習っていましたので、すぐに行くように家族を説得し、その結果母は良い心療内科で診てもらうことができました。 欧米などでは家族でかかりつけのセラピストがいるくらい、精神的なことも身体的なことと同じくらい大切に考えられているのに、日本ではまだ心療内科というと世間体や親族の目が障害となって行きにくいのが現状なのかなと思います。うつは誰しもがかかりうる病気なので、多くの人に正しく理解していただきたいです。

私は32歳の時、強い首の筋肉の痛みでベッドから起きられなくなり、そのうち頭を打ったりむち打ちを起こして、体中にいろいろな症状が出始めたのです。体がふらついて、時々めまいがして、1年間も家の外に出られない状態が続いたのです。体がとにかくだるくて、起きられず寝たきりのような状態になってしまったのです。 ある時、急に脈が速くなり、頭から血の気が引くような思いがして、息苦しくなり、パニックの発作が起き、心療内科でパニック障害の診断を受けたのです。微熱が続いたので色々な検査を受けましたが原因は不明のままです。 心療内科で入院を勧められ、入院1週間の治療で5つあったうつの症状が4つまで消え、こんなに早く治療効果が出てびっくりです。

つい8月の末に体の調子が悪くなり近くの病院へ行ったら、心療内科を紹介されました。そこでうつと決定的な事を言われ落ち込んでいます。 私は自律神経症状があり、全身の疲労感、異和感、胃部不快感、頭重感、首筋や肩のこり、口渇、便秘などの症状が出ます。また日内変動として早朝から午前中に特にひどく、夕方から夜にかけて比較的楽になるという日内変動をしめします。その中で不眠、イライラ、吐き気があり、職場のストレスなどで心身ともに疲れている状態なので一時はうつではなく更年期かと思いましたが、まだ症状が重い状態で気分も毎日すぐれません。 心療内科では抗うつ剤を頂き今はそれを飲んでいます。治ることを節に願っている私です。